PEELER10月号更新しました! 2010.10
商業建築から発展していった(これは日本だけかも?)ファサード建築はそれを乗り越えようと構造設計者や設備設計者と共同しながら単なる表面から意味ある表面へと変化させようと建築家達は頑張ってきました。ファサードが構造を担ったり、日射負荷を減らしたりとして「おまけ」じゃないよと言う為に。オプアート的なファサードも構造になったりして、装飾の要素だった物がどんどん建築のボキャブラリーの中に取り込まれていったのです。
更には住宅建築までその要素は現れていき、いまやわかりやすさの象徴であった商業主義も建築家にうまく消化されていったような気もしますが、そこには構造設計者の存在は欠かせませんでした。
その構造設計者の存在が切り開いた新しいファサード建築と、建築の純粋度を高めてアートに昇華させた石上作品を紹介しました。