2025年もあと僅かとなりました。
いつも振り返るとあっという間ですね。

さて、2026年の建築散歩のご案内をさせてください。
建築散歩というのは「街歩きをしながら建築を見て回る」というツアーでして、私が歩きながら様々な解説を行うものです。

まずは東京で開催されている「建築家とまわる建築散歩2026」です。
主催は美術アカデミー&スクールで、暖かくなる4月から12月まで、8月を飛ばして計8回開催しています。
スケジュール等がここにて公開されていますので、ご参加を検討いただけると幸いです。今回はさいたまや横浜にも遠征しています。時々定員に達することもありますので、お早めにお申し込みされることをおすすめします。

次に建築散歩の名古屋バージョンです。
主催はNHKカルチャー名古屋で、1月と3月の2回あります。

1月17日（土曜日）見学地は名古屋駅周辺
近鉄、名鉄名古屋駅周辺の解体されてしまう名古屋近鉄ビル（坂倉準三）、名鉄バスセンター（谷口吉郎）を見学します。解体着手を2026年におこなう予定と公表されていましたが、「延期」と先日に発表されました。
ただ、名鉄百貨店本店を2月末に閉店する予定は変更しないようです。（むかしここに出店していた店舗内装を手掛けたのでなんだか無名残惜しい）
「もう最後！」ということで企画しましたが、それでもなお、今後の予定は不透明なので、今のうちに都市インフラとなっている建築家の仕事を見学したいと思います。

3月7日（土曜日）見学地は豊田市の豊田美術館、トヨタ博物館
谷口吉生設計の豊田美術館はいまでも語り継がれる名作の美術館ですし、それに意図を汲み取りながら隣に建築された坂茂設計の豊田博物館は木をふんだんにつかって、敷地の高低差をうまく建築に取り入れています。庭（外構）はアメリカンランドスケープとよばれる幾何学配置の大家（たいか）であるピーター・ウォーカーの設計が2つの建築物をうまくつなげています。共用部だけでも見どころ沢山ですので、建築家の仕事をじっくりと見学できればと思っています。

ぜひご都合が合えば上記日程部分をクリックいただき、お申し込みの上ご参加いただければ嬉しいです。
現地でお会いできることを楽しみにしております。

では、良いお年をお迎えください。