7月16日は「わかる現代建築 ~注目の建築家展をもっと楽しむ~」藤本壮介 編 2025.07.10
あっという間に一ヶ月が経過し、7/16(水)は岡村が講師となり、NHKカルチャー主催の「建築家の視点で学ぶ わかる現代建築 ~注目の建築家展をもっと楽しむ~」がオンラインにて開催されます。(見逃し配信もあります)
全3回、展覧会が行われる建築家3名を取り上げて、掘り下げていきたいと思います。第2回目の7/16は「藤本壮介」さんです。
7/3に開幕し11/9まで六本木にある森美術館で「原初・未来・森」という展覧会が開催されています。藤本さんと言えば、30代前半で頭角を現し、石上純也さんと並んでGAという雑誌社が積極的に取り上げてスター建築家の道を爆進してきた建築家です。海外での評価も高く、フランスなどを中心に現在世界規模でいくつものプロジェクトが動いているようです。昨年秋には仙台の音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設のコンペで最優秀を獲得し、話題になりました。(プレゼン動画はこちら)世間的には現在開催中の大阪万博の会場デザインプロデューサーと大屋根リングの基本設計者で知った方が多いのかなと思います。そういった意味でも一番ホットな時期にこの展覧会をぶつけてきたのはさすが森美術館ですね。火曜日以外は22時まで美術館が開いているので、仕事帰りでも見ることが可能です!
さて、この藤本さんは東大を出て、どこにも就職しないでそのまま独立したという経歴の持ち主で(私も同じですが・・・)、いつのまにか巨大な公共建築を手掛けるようなり、着実に階段を駆け上がっています。実は私が今いる事務所の一階に藤本事務所が一時期入居していたりして、その時から大きな模型を作って検討しているのを横目でみておりました。
藤本さんの何が面白いのか、なぜ世界で評価されているのかを私なりに分析し、この講義でお伝えしたいと思っております。そして、開催中の展覧会の内容にも少し触れます。下記の写真にもある展示一部屋目の「思考の森」が一番面白いのですが、多少知識をつけていかないと楽しめないと思うので、その楽しむコツを伝授します!さらには批判的に藤本建築を見てみると、どう感じるのかも皆様と一緒に考えていきたいと思っております。
お時間がある方はぜひご参加いただければと思います。
お申し込みはこちらからお願いします。
なお、3回目は「山本理顕 編」です。
画面越しですが、お会いできるのを楽しみにしております。
