雨の中の小さなオープンハウス終了 2009.06
駒沢で行いましたマンションリノベーションのオープンハウスは無事終了しました。雨の中来ていただけました皆様ありがとうございました。
昨年秋前のオープンハウスのときも大雨でしたので、なんだか雨男になった気分でした。
このプロジェクトで一番迷ったのはコンクリート壁の小口に色を付けるかどうかでした。壁を強調するために間接照明を仕込んだりはしたのですが、小口の色に関しては最後の最後まで迷いました。
実際に塗装する現場に立ち会い、一部だけを他の壁と同じ白で小口も塗ってもらったのですが、どうも壁の存在がぼやけてしまったのです。そこで、現場で色を作ってもらって、薄い灰色で塗ったのですが、どうも中途半端に感じました。この辺は感覚で判断せざるえないので、自分が試される気がしてほんとドキドキします。
結局は色見本帳を見ながら壁に設置している鉄の棚の色に合わせるような濃い灰色に塗るという事で決定し、その色番号の塗料を取り寄せてもらい全部を塗ってもらいました。
その後、床が養生してあった状態ですがクライアントに見てもらったら、この濃い灰色の存在が少しハードな印象を与えてしまったようでした。
最終的には、養生をはがした状態で全体を見てもらったら、床の柔らかな印象と中和してか納得していただくことができました。
もちろん設計には絶対的な正解はないのですが、自分なりの揺るぎない答えをだすのは本当に勇気がいります。
現場での直感を信じるしかないですが、怖いものです。
