BLOG ブログ

  1. トップ
  2. ブログ
  3. 石神井台の住宅

石神井台の住宅 2012.09

一覧へ戻る

先日、石神井台で地鎮祭が執り行われました。

その日は大安で晴天で週末という完璧な状態で、ぼくも自然と気合いが入ります。
蚊をスプレーで撃退しつつ、地鎮祭でおこなう「苅始めの儀」を設計者である僕が担当します。鎌を持って「えい、えい、えい」と声を出して盛り砂の上の草を刈る動作をするのです。
そのときに初めて神主さんより聞いたのですが、このかけ声は漢字で書くと「永、永、永」ということで、永遠というのを意味するのだと仰っていました。ほぉー、とネットで調べてみると「栄」という漢字を当てはめるのだという説もありましたし、「えい」を逆にすると「いえ」となって、実は「家」と言っているのだとかいろいろな説が出て来てどれが正なのか分かりませんが、この多様性がなんだか日本的でいいですよね。
このまっさらな土地にクライアント、設計者、現場監督、各業種の職人さんと力を合わせて大きな建築を建てるのですが、それを想像するとその責任を感じます。怪我のないように工事をし、風が通り、明るく気持ちのよい家にしたいと思います。

CATEGORY

YEAR