3月に着工した小平の住宅がようやく建て方まで終わりました。
六角形の平面形状の鉄骨造2階建て。どうして六角形になっているかというと、最大面積を確保することと、外部で要求される駐車場・テラス・洗濯場・などなどといった要素との度重なるせめぎ合いの結果です。多角形であることで生まれる内部空間の緩やかなつながりが、この住宅の特徴と言えるでしょう。
六角形といっても正六角形ではないので、構造的には木造よりも架工が自由な鉄骨造としています。屋根頂部では塔屋が載ってハイサイドライトから光を取り込みます。骨組みだけ見ると真ん中に穴が開いてまるでクモの巣のようで面白いです。
今回は鉄骨業者が非常によい仕事をしてくれました。それぞれの取り合い部分で苦労するかと思いきや、少々のことでは問題なし。溶接もきれいだし、建て方時に寸法違いが発覚することも全くありませんでした。
いつもそうですが、建て方で骨組みが立ち上がると一気に形になって感動的です。当日はあいにくの雨でしたが、隅に米と塩とお酒を撒いて、簡単な上棟式を行いました。これから8月いっぱいでの竣工に向けて、より一層がんばっていこうと思います！