雑誌取材がありました! 2009.10
先日、駒沢のマンション(リノベーション)が雑誌の取材をうけ、撮影が行われました。
掲載されたらまたお知らせしますがその様子をちょっとだけお知らせします。
朝から僕も手伝いながら一生懸命片付けたり、掃除をしていると、13時に取材班一同がいらっしゃいました。挨拶が終わると早速カメラマンさんによる撮影とライターさんによるインタビューが着々とはじまります。
引っ越しをされて三ヶ月が経過し、竣工当時の何もない状態から様々な物が入り、生活感のある空間に素敵に変化していました。奥様が今までに集めて来たお気に入りの小物、旦那さんの好きな本(千冊ぐらいあるかも!)が部屋の中にちりばめられ、上手にカスタマイズされていました。
何もない竣工当時の状態を見て頂くと「きれいすぎて非人間的な感じが冷たい」と言われる事があります。しかし、私はそのシンプルさを意図しているのです。建築はあくまでも背景であって、住む人の置く「もの」や素敵な服を着た「ひと」が目立てば良いと思っているからなのです。背景と物の両方とも雄弁に主張し始めると空間的に煩雑になっちゃいますよね。なので、何もない状況では額だけの冷たい感じがするかもしれませんが、住まわれて物が入った状態を見ていただければそんな不安はなくなると思います。
もちろん店舗など非日常であれば背景の建築も主張する必要があるのですが、住宅では物は増える一方なのでなるべくシンプルに仕上げるようにしています。とはいえ、真っ白はさすがに落ち着かないと思うのでやった事はなく、基本的には素材が持っている色をそのまま出そうとしています。
では、どんな写真と記事になるか読者の気分で楽しみにしています!
Y様ご協力ありがとうございました!