和光の住宅でお花見 2007.03
昨年10月に竣工した和光の住宅の建て主さんにお花見の誘いを受けてお邪魔してきました。
花見と言っても桜の木の下でござを敷くのではなく、家の平間から眺める花見です。
眺めると言ってもこれまた借景。つまりお隣の家の庭に立っているサクラの木が、2階の平間から良い具合で眺められるのです。
この家は計画の当初から、お隣で目の前に立っているサクラの木が気になっていて、これを景色として取り込まない手はないと思っていました。そして家族が集まる2階の広間に大きな開口部を設けて、桜の季節には必ずや家の中でお花見をしましょうと話していました。
このサクラはピンク桜といって、普通のソメイヨシノなどの品種よりは比較的早く花が開くようです。案の定まだ外で宴会をするには寒い気候でしたが、花見をするには丁度良い花の開き具合で、天気も良くてとてもきれいでした。家の中から花見を出来る幸せを実感した瞬間です。
2階の広間は最近にはめずらしくキッチン部分以外全て畳敷きですので、人数や場所を選ばず多くの人が集まり、子供達も駆けめぐって大変賑やかでした。
こういってはなんですが、決して広い家ではなく木を植える大きな庭もないので、なんとか広く感じるように工夫したり、景色を取り込むことを考えたのですが、なんとも贅沢な空間と生活が生まれていると思いました。自画自賛。
そして家が完成してからもこのようにしてお声を掛けていただき、家族の皆さんとお付き合いができるというのは、なんともうれしい限りです。