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スコラ 2010.08

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結構前にテレビ番組の「スコラ」は終わってしまっていたのですが、BSにて再放送があるということなので、ぜひ録画をお勧めしたいと思いました。

「スコラ」はNHK教育でやっていた番組でして、坂本龍一さんが音楽を理論的かつ感情的に語ってくれるものでした。とっても良かった。

音楽というのも言葉と同じメディア(媒体)でして、音楽をマスターすればこうして僕がブログを書くように音楽を音符で書くことができるのです。文字の代わりにオタマジャクシ(音符)があり、話す代わりに演奏があるです。「愛してるぜ」って言葉で伝える代わりに音楽(演奏)で伝えることができるわけですね。たまたま言葉が発達してしまって、伝達手段が言葉メインとなってしまっただけで、もしかしたらあるジャングルの奥地の村では言葉がなくて音楽でコミュニケーションを取っているところがあるかもしれないです。(笑)

だからこそ、ジャズというセッションは僕たちが普段している会話と同じような物なわけですね。

しかし僕は音楽とともに生きてこなかったので、音楽をメディアとして理解する能力がありません。音楽を聞くだけは誰でもできるのですが、これはつまり言葉を話したり、書いたりができないという状況というわけでして、僕としてはなんとなく寂しかったのです。(絶対音感があったり、演奏ができる人は憧れるなぁー)

そんなときにこのスコラを見るとすこし音楽というメディアが近くなった気がしました。音楽を歴史的序列の中から考察しつつ理論的に説明をしてくれるのです。とはいえ、説明できない部分もある訳でその部分さえもなんとか言葉にしようという意思があり、とても素敵な番組となっていました。もちろん演奏なども豊富です。(小山田圭吾がこんなとこで演奏していました)

そしたらこれは坂本教授のライフワークのようでして、コモンズスコラというプロジェクトが10年という単位で動き始めているようなのです。

10年間ついていきますよ、教授!!

いつか年を取って言葉をしゃべらなくなる頃に音楽という言葉をすこし話し始めることができたら素敵だろうなぁー。

細野晴臣さんが番組でこんなことを言っていました。

「ニューオリンズかどっかで80歳ぐらいの年をとったおじいちゃんがジャズ音楽の中でベースを弾いていた。それがほんとなるべくエネルギーを使わないように気楽に演奏をしていた。ぼくの今後の目標はそういった感じだ」(主旨違ってたらご指摘ください!)

音楽ってほんと言葉と同じだと思いました。

下記がBS(NHK)でやる再放送の予定です。時間があれば見ることをお勧めします。

8月17日(火)  午後11時30分から翌午前1時29分

「バッハ編」(1)~(4)

8月18日(水)  午後11時30分から翌午前1時29分

「ジャズ編」(1)~(4)

8月19日(木)  午後11時30分から翌午前1時29分

「ドラムズ&ベース編」(1)~(4)

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