BLOG ブログ

  1. トップ
  2. ブログ
  3. 999.9

999.9 2010.03

一覧へ戻る

999.9をご存知の方のほとんどはきっと「めがねっこ」でしょう。

999.9とはフォーナインズと呼ぶ眼鏡ブランド名なのです。名前の由来は純金のインゴットに刻まれた999.9という最高品質という意味から、でも少し1000に近づく努力をし続けようと言う意図のもとに名付けられてているようです。(HPから
僕は眼鏡っ子です。大学時代はスポーツをやっていたのでソフトコンタクトレンズでしたが、卒業制作をするときに毎日の手入れが面倒になり、一度眼鏡にシフトしたら、そのままずるずると眼鏡っ子の世界に脚を踏み入れました。
圧倒的に楽なのです。そんな眼鏡っ子デビューをした頃にNHK教育でトップランナーと言う番組三瓶哲男さんが出ていたのを偶然見ていました。
(ちなみに僕は「トップランナー」のいくつか前番組の「土曜倶楽部」はよく見ていたのですが、「燃えてトライアル」ぐらいからあまり見なくなりつつありましたね。「トップランナー」は息の長い番組で1997年から続いているようですね。最初の司会で三瓶さんのときは大江千里でした。(懐かしー))
さて、三瓶さんがトップランナーに出ていたときにいろいろと眼鏡を作る思い入れや、デザインの完成度を見て「欲しい!」とおもって眼鏡屋さんに見に行った覚えがあります。あまり置いてある店が少なかったのを探して見に行きましたよ。しかし、僕にとってはめっちゃ価格が高かったのです。あっさりと引き返し、それ以来何となくあこがれを持ちながら、自分である程度のお金を稼ぐようになった頃にはフォーナインズはずいぶんとメジャーな存在となり、置いてある店や直営店も沢山出来ていました。昔は10数種類程度だったと思いますが、以前よりも買えない値段ではない商品のラインナップがそろっていました。

トップランナーで見て覚えていたのですが、鼻にあたる部分(鼻当てパット)にはよく見ると金属部分が亀になっているのです。みかめ(三瓶)だけに亀という親父ギャクですがとても可愛くて密かにこれも気に入っていました。手足が引っ込んでいるバージョンもあるようです!つける人しかわからないような部分ですし。
でも、結局僕が購入したのはプラスチックフレームでして残念ながら亀はいません。良くは知らないのですがチタンフレームがフォーナインズの原型なので、そのフレームにしか使用していないのかもしれません。ちょっとあこがれの亀付きフォーナインズとは違ってはいたのですが、その眼鏡をかけたときに大人になった気がしてとても嬉しかったのを覚えいます。
そんな眼鏡を、先日うちの小さな怪獣(1歳6ヶ月)が曲げてしまいまして‥‥ちょいと困った感じになってしまいました。僕が修正できる範囲ではないので、速やかに店舗に持って直るのか相談に行きました。修理価格が高そうだなぁーとか、買い替えるぐらいの価格なのかなぁーと思いつつ眼鏡店に向かったのですが、なんと無料でフォーナインズの工場で完璧に直してくれるというのです!すごい!!
フォーナインズはメンテナンスをしながらベストな状態で末永く、大切に使ってもらう事をきっとポリシーにしているのでしょう。そんな企業哲学をこんなサービスから感じとる事が出来ました。そして通常の眼鏡であればショップ店員が直すのでしょうが、その精度では直した事にならないという企業姿勢(ものづくりの心)も感動しました。
フォーナインズは価格だけみたらちょいとお高いと思うのですが、それだけの価値があるということがわかったのです。
「安いものを短い年月使うよりも、大切に思えるものを長く使う」
HPをみても実に作り込んであり、情報が詰まっていました。
ぼくがもうすこし大人になったらチタンフレームを買いたいと思います。そして似合う男にならないとね!
そして建築も単なる安物ではなく、修理できる本物をすこしでも作って行きたいと思いました。

CATEGORY

YEAR