製品検査 2014.09
最近は三重県立美術館での展示の話題ばかりでしたが、きちんと建築設計業務は動いております。最近では新しい出会いがあったり、三重での住宅の一回目の提案をして来たり、中国案件があったりとバタバタしております。そしていま現場が進行中の戸塚の歯科医院の鉄骨製品検査(一回目)が先日ありまして、構造設計者とお伺いしてきました。
鉄骨というと製品サイズが大きいので都会から遠く離れたところで製作しているのが一般的ですが、今回はなんと23区内にある下町の工場で製作をしてくれています。この日は設計サイドによる検査と、第三者機関による超音波探傷試験を行うために、工場全体に部材が広がっています。
超音波探傷試験というのは音波にて溶接内部に不良がないかを確認する試験でして、突きつけた鉄骨同士の完全溶込み溶接部分を調べてもらいます。設計者は寸法や外観の目視に夜溶接不良がないかをチェックします。また、自主検査結果を見ながら、今回改めて抜き打ちでいくつかを検査してもらいました。まだ未完成部分もあるので、全て出来上がってから改めて再度検査を行います。
鉄骨の生々しい物質感、溶接の跡など、かっこ良く見えてしまうのは僕だけでしょうか?