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歯医者3 2005.06

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歯医者通いもようやく終焉を迎えました。2万程度かかって4つの虫歯を治しました。
歯医者連載もこれで終わりです。歯石は豆に取りに行こうと思います。
さて、ちょっと豆知識を。
歯医者には歯医者さん以外に「歯科衛生士」「歯科技工士」「単なる看護士さん」とそれぞれ違う身分の人が関わっているのを知っています?というか、さっき調べたのですが
「歯科技工士」は歯科医師の指示に従って、入れ歯(義歯)、さし歯、金冠や歯ならびの悪いものを正しい位置にするための矯正装置の製作、修理にあたる人のようです。
詳しくはこちら。
「歯科衛生士」は歯科医師の直接の指導の下に、歯垢を取ったり、歯磨き指導をしたりする人のようです。
詳しくはこちら。
ただ、ここですごいのは必ず「歯科医師の直接の指導の下」という上下関係がきっちり定められていることです。なんだかそこにはきっと暗くて深い溝があることで、ちょいと怖い感じがします。
さて一級建築士はどうでしょうか?
この資格を持っているひとには実に様々な人がいます。「歯科衛生士」は「口の中に手を入れることができる」ことが看護士とは違う所なようですが、建築士は「役所にこの建築を建てて良いですか?とお伺いを立てる確認申請が出せる」ことです。正直それぐらいが資格あるなしでの差ではないでしょうか。とはいえ建築士資格を持っていてこの業務を実際に行使しているのは全体の10パーセントもいないのではないでしょうか?
ほとんどが「格付けのため」というところでしょうか。資格があることで威厳が増すので何か資格を取らないととなると建築に関わる分類で言うと「これしかない」ので、みんな特に必要ないのに取るのです。
一級建築士の資格取得について有名なたとえがあります。「足の裏の御飯粒」だと。「取っても食えないし、取らないと気持ち悪い」というのが建築士資格なんですね。
「建築に関わる仕事」ってほんとすごい人が関わっています。建築資材(これってあらゆる物販のなかでかなりの割合を占めます)、不動産、職人、市役所の都市計画課とかの人までものすごい量です。やってることは全く違うのに同じ資格を取るというなんだかよくわからない資格なんですよね。
身近なところで言うと、設計には大きく意匠、構造、設備とあります。設備はさらに細分化していて電気(照明とか)、給排水・空調、音響です。僕たちが設計するにはこれら構造、設備の専門家と共同してがんばらねばなりません。全部できる建築家もいるのかもしれませんが、僕の知っている範囲では誰一人いませんね。(バックミンスターフラーはその珍しい例かもしれないかも)これだけ、専門があっても持っている資格は全く同じなんです。
では諸外国ではこの建築士資格制度・試験どうでしょうか?
実に様々ですね。
ドイツでは資格がいろいろと分かれていたり、面接の試験があったり、全体的には教育制度と密接に絡んでいるものが多いようです。

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