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最後のとき 2006.07

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人間には寿命があります。
生まれたものは生まれたと同時に滅びる運命を背負っています。それは私たちが作り上げる建築も同様です。
その建築の終わり方をどう考えるのかという話を阿佐ヶ谷住宅の内部でそこの住民の方とかと話をしました。
この阿佐ヶ谷住宅といわれる地域は再開発が決まっており、企業の利益優先の全く環境を無視した計画ができあがっている地域なのです。(詳しくは以前のブログを参照下さい)新しい計画はもっと良くなって欲しいと思うのですが、一方なくなってしまうことは致し方ないと僕は思っています。僕も体中に管をさされてまで生きたくないと個人的には思っているので、住宅にも寿命があると思い、無理して大手術をし、再生するのも経済的にも大変かもしれません。設計者はきっと「そんなに今の状態で問題があるのであれば壊してもらって、僕が設計したものより更に素敵なものをつくってくれ」と言うに違いないと想像します。それを受け継ぐ僕たち設計者はその責務を感じつつプライドをかけて設計する必要があると思いますが。
だから、この新しい再開発に関わる設計者は是非自分の名前を正々堂々と書いて欲しいものです。建築家のプライドをかけて設計していると。ぜひ、 [安藤建設、野村不動産] +[INA] で働く方、お願いします。
その最後の時をどのように過ごすか、良く映画にもなるようなシーンですが、その建築バージョンはどうなんだろうかという話をしていました。なかなかおもしろそうなテーマです。
そこで阿佐ヶ谷住宅の住民の方は自宅でギャラリーを開こうと考えているようです。今色々と模索中で企画を練っているのですが、とにかく、この場所に一人でも多く来ていただいて、この阿佐ヶ谷住宅という地域・空気を感じてもらいたいという意図です。
ちょっと時間がある時に是非、阿佐ヶ谷住宅に訪れてください。丸の内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩10分程度です。JR阿佐ヶ谷駅からなら20分ぐらいかな?
忘れていたものがそこにはあると思いますよ。

ブランコ虹

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