夏の怖い話(エアコンと室内犬) 2011.08
ここ数日は涼しくなってすごく寝れます。(笑)
ちょいと肌寒いのでタオルケットをかけて寝るのですが、それが(包まれる事)やっぱり寝るって感じで安心するのかもしれません。
ほんとちょっと前までは暑すぎて、エアコン無しではなにも出来ない感じでした。そうなると
暑い→エアコンオン→夜も暑い→切れない→24時間エアコン
ということになります。エアコン漬けとなると汗をかかない体質になり良くないようです。汗というのは御存知のように体温を下げるために必須な生きるためのの基本的機能です。つまり、暑い国であれば汗が出さないと生物として生き残れないという訳です。
といっても暑いのを我慢しすぎて、エアコンつけないのもまずいですよね。脱水症状や熱中症になる危険性があります。
うちには小さなかわいい怪獣が二匹いるのですが、熱中症にならない程度にエアコンはつけてそれを防ぎつつも、同時にきちんと汗を出して暑い外でも活動できるような子供でもあって欲しいと思うのですが、その辺のバランスが難しいなぁーと個人的には思うのです。どこまでが我慢で、どこまでが甘えなのか?
ただ駄目だと思うのはエアコンをつけていると窓を開けませんよね。夜間であれば窓を開けてみると案外涼しかったり、風が気持ちよかったりするのに、とりあえずつけっぱなしというのだけは辞めたいと思いますね。「自分の家以外の所(外)に熱を追い出して自分が涼しければ良い(室外機から熱風が出てますよね)」という感じが何となく自己中心的で個人的にはエアコンは嫌なのですが、冷房をつけざる得ないのも非常に良く分かるので、夜だけでもうまく自然を利用するのが良いのかなぁーと思ってます。なので、夜中に起きだして僕はエアコンを期して、窓開けをしてますね。皆がそうすれば
「窓あけたら隣の室外機からの熱風が家に入って来て逆に暑い」
という事は無くなるので。24時間エアコンつけっぱなしの家で子供が育つとどうなるのかなぁ?
もちろん僕の小学生時代とかはエアコンなんてあるはずもなかったのですが、その時の今の気候は変わっているという事もあり、いまや小学校にもエアコンは導入されつつあるようですね。これもまた甘えなのか、勉強に集中するためには必用不可欠なのか・・・なかなか判断が難しいですよね。案外学校の先生が入れたかっただけだったりして・・・。
暑けりゃエアコンつけりゃ終わりですが昔はエアコンが高価だったのでいろいろと工夫してましたよね。庭に水まいたり、風鈴下げてみたり、すだれ下げてみたり、いろいろとやらされた思い出があります。そして極めつけは夏に暑いお湯のお風呂です。お風呂から出た時の爽快感がすごいのですよ。それに気づいたのは僕のおじいちゃんが熱風呂で、一緒に入ることになったことがきっかけでした。それまでは暑いのになんで熱い風呂なのか意味不明でしたが、お風呂から出るとその理由がわかったのです。時々銭湯に行くとびっくりするぐらい熱くお湯のお店があるときがありますが、理由はあるんだなぁーと思いました。いま丁度節電モード推奨なので、この辺の工夫が見直されているとしたら嬉しい事です。
もっと大きな目で見るとこうして文明化されていくと、僕たちは生命体としての生物的な機能が退化しているのではないかという事を感じます。
ペットの犬や猫は様々に人工的交配をして、人に愛される犬(特に室内犬)を作って来た歴史があります。御存知だと思いますが、チワワやパグなどの小さな犬は小型の犬を何世代にもわたって交配させ続けて人工的に作り出した犬種です。(なので、自然な出産が困難で獣医等が帝王切開しないと出産できない種類の犬がいます)
それらの犬は「かわいい」「小さい」事を特化させて人工的に作り出して来たので、獲物を捕まえる運動神経とか、寒さ・暑さ・豪雨等に耐える事、種の存続(出産)とかの生きるための基本的機能は二の次で考えられて来たのです。というわけで、当然ですがそれらのペットの中には人に飼われないで、自然界に放たれてしまえば生き延びる事が出来ず、種として自然淘汰されてしまうわけです。
という僕も当然文明に飼いならされてます。エアコンが、ネットが、携帯電話が無ければ生きていけない気がするので、生物界から淘汰されてしまうのかもしれないのです。
夏の怖い話?でした。