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写真撮影禁止 2005.03

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先日の司馬遼太郎記念館ですが内部の写真撮影が禁止されていました。
「なんでやねんな」
もちろん美術品で「フラッシュを使った撮影だと痛んでしまう」というなら意味が分かるけど今回の記念館では意味が分からなかった。主な展示物は司馬さんの蔵書であり、今も出版されている書籍がほとんどであろうから保護すべき対象はないと思われる。ケースなしで露出で展示している展示方法自体が劣化を招くはずだろうしね。できればその蔵書も手にとって内容を確認できると更にうれしいがさすがにそれはダメで、まあ、理解もできる。
ヨーロッパの美術館に行くとほとんどのところで写真撮影(もちろんフラッシュなしで)が可能だ。日本は逆にほとんどのところが「禁止」のオンパレード。禁止の理由があるのだろうか?そこで、僕は司馬さんのファンでこの施設の運営に携わっていると思われる係員に聞いてみた。
「なぜ撮影がダメなのですか?」
「規則ですから」
おっと。意味不明ですな。これで、なんだかがっくりきてしまった。うーーん。
特にこの美術館はコミュニケーションスペースという意図を感じることができただけに、ここで出会った人と司馬さんの蔵書をバックに撮影しても良いのではないだろうか?建築マニアが来ることも想定しているだろうからその人達にこの建築を見て学ぶ場になっても良いのではないだろうか?
建築設計者がそこまで立ち入ることができるかどうかわからないが、ここはどんな「場」を設計したのかわかる施設管理者がいて欲しいものだ。

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