全国教育系ワークショップフォーラム 2004.11
全国教育系ワークショップフォーラムという研修会が11月21-23であり、赤城の山に行って来ました。今年が3回目で終了となるのですが、僕は昨年も参加しています。実行委員長の西村佳哲さんは多摩美で一緒に「プレデザイン」という授業を担当していたので誘われて参加しました。
内容はワークショップ型の教育やイベントに関わる人々のための研修でして、全国からきた講師のワークショップを受けながら参加者同士でいろいろと考えたりするというものです。
みなさん(ってだれ?)は「ファシリテーター」ってご存じですか?
講義形式ではなく参加者を巻き込んで目的にむかってやるような行事の場合は司会者的な役割をする人のことを指し示します。昔はリーダーとかよばれて参加者を乗せながらある方向にみんなを誘導するというイメージがありましたが今はなるべく存在感をなくし、促進したり、そそのかしたりしながら影で全体を緩やかに進めていく役割ですが意見を言ったり、まとめたりなどをあえてしないことでその場に関わっていくというような感じです。
昨年のゲスト(講師)はおもにプロとして活躍する人たちでした。野外体験学習をやっている人、企業などに研修を行う人、市民団体の代表をしている人、プロジェクトアドベンチャーなどでワークショップ形式になれている人たちで、僕たち参加者はその流れに乗りながら影響を受け続けるという感じでした。
しかし、今年はちょっと変わっていました。
作家とかデザイナー、作曲と普段からワークショップをしていない人で、みんな器用にしゃべる人ではなかったので流されるのではなく、自発的に考えて感じていく場になった気がした。主催者の意図通りかはわからないが「創造」という感じがした。もちろん大人達が集まっているので進行役がいてスケジュールは決まっているのだが不器用でまっすぐな野村誠(ゲスト)さんがいろいろと不安な場や自由な場を作ってくれていた。
僕は仕事で住宅を作るということが多いのですが、建て主といろいろなお話しをする機会があります。安心な場であったり、不安定な場であったりそのいろいろあるのですが、やっぱりそれがおもしろいなぁーっておもいますね。その不安さを乗り越えてみたりしてね。でも、やっぱり正直であることとか、わかりやすいこととかそういった部分は大切だと思いました。
なんかもっともっといろんな方とお話しをしたかったので、積極的に話しかければ良かったのかなぁーと今は思いますが楽しく、いろいろと考える3日間でした。
あと素敵な赤城の山で遊びたかったなぁー。