光が丘 2004.12
練馬区の光が丘に行って来ました。最近声を掛けていただいた仕事でマンションリフォームの現場調査です。ぼくは光が丘というところに行くのは初めてだったのですが、ちょっと自分の日常とは違う風景を見た気がします。
光が丘は元は飛行場で、米軍の接収を経て、公団などによって大規模に開発されたニュータウンです。大きな道路を挟んで中層高層の賃貸・分譲マンションが並んでいますが、とにかく緑や公園が多く商業施設や公共施設も充実していて、しかも地下鉄一本で新宿に出られて便利なことこの上ないようです。
おもしろかったのは持っていた地図に小学校や中学校がたくさん載ってたことです。第一小学校、第二小学校・・・って数百メートルしか離れていないところもあるんじゃないでしょうか。ここだけ地図の密度がおかしくなっているというか、人や建物の密度が違うってことなんですね。あとバブル期に一気に開発されたところだから住む人たちの年代、つまり子供達の年代がだいたい同じくらいで、学校の需要が極端に増える時期があるのでしょう。まあこういう年代の偏りって多摩や港北など他のニュータウンにもつきまとう問題ですが、今の光が丘ってその辺どうなんでしょう?少子化も進んでるし不要な学校おおいのでしょうか?
おもしろい風景だなあと思うと同時に、そういや自分も小学校低学年までマンション暮らしだったことを思い出しました。確か7階建ての4階に住んでいたのだと記憶しているのですが、よく間違えて3階のお宅に「ただいまあ!」と言って入っていたことを思い出します。
そして独特のコミュニティーがありました。自分の住んでいたところはそれほど大規模なところではなかったですが、マンションの人たちが集まるような公園があり、何かというとそこで遊んでいた気がします。友達は同じマンションの人ばかりでしたが、友達の家にお邪魔すると部屋の形が同じなんですねえ。当たり前ですけど・・・。当然ハード以外の什器や置いてある物でまったく違う部屋になっていますけどね。気持ち悪いのは左右対称の部屋とか、微妙に部屋の大きさや窓の大きさが違うもの。そんなに特別なことではないですけど、よく考えると子供心におもしろい体験でした。
角部屋だったので3面が外部に接し、長いベランダが好きでした。実は今回お伺いしたお宅も角部屋で、なんと3面にベランダが付いているというおもしろいところでした。こういうのはマンション特有で、戸建ての住宅などにはない浮遊感みたいなものがあります。
よい提案ができるようがんばろう。