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テレビ・テレビ・テレビ 2005.07

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テレビ見てる??
僕は以前テレビが壊れてしまっていたときは見ることができなかったので、仕方なく見なかった時期があったのですが、僕たちはインターネットやら新聞やらそれなりに情報は入ってくるので特に大きな支障はありませんでした。もちろんちょっとテレビみたいなーと思うときはありましたが、やがて忘れてしまい、本を読む生活になったりして結構気に入っていました。
しかし、ある日友人が引越に伴い「テレビいらないからあげるよ」といわれ、おもわず「ほんま、頂戴頂戴」ってことで、あっという間にテレビ生活に逆戻りです。家に帰れば自動的に付けてしまいます。見ていなくてもラジオのように映像が流れており、夜中のくだらないお笑い番組を見てしまいます。くだらないとわかっているのですが、見てしまう。見なくても良いけど見ても良いというなんだかよくわからない状態です。とはいえ見たい番組を見ているかというと全く見ていませんね。サッカーぐらいです。
というわけで、なくても良いにもかかわらずかなりの時間をとられてしまっている自分がしっかりここにいます。はい。
先日ある4人家族にお邪魔したのだがそこの家庭にはテレビがありませんでした。
それで、家族はとても明るく素敵に住まわれているし、まだ小さな子供2人ですがすくすく元気に育っている姿を見てなんだかとても感動しました。その理由の一端はもしかして「テレビがない」事かなぁーと思ったのです。
テレビはすごい情報量を見せる媒体なので子供は当然興味があり、夢中になりますよね。でも、見なければ見ないでなんか子供達は工夫して遊ぶわけです。もしかしたらそっちの方が豊かなのかもしれませんよね。
その子供は近くにおじいちゃん宅があったりして、そこで時々見ているらしいのですがテレビの情報量についていけていないようなのです。口をあんぐり開けてぼーっと見ているとのことなのです。
たしかにテレビって映像と音でビックリさせて引きつけるような過剰演出だし、洗脳するみたいな面もあるからなんかテレビっていろいろなものを僕らから奪っていますよね。
まずは「想像力」。
その子供は絵本が大好きでした。絵本を見ながら僕にいろいろと説明をしてくれるのです。あーなんかこんな子供少ないかもって思いましたね。(そんなことない?)きっと、この家庭の子供は絵本のなかで想像力をふくらませることができていることでしょう。
しかし小学生ぐらいになると友達の情報についていけなかったりするかもしれないし、テレビゲームもできません。その辺もしかしたら何らかの弊害が出るかもしれないけど、それはそれで考えていけばよいという感じでそのご両親は話してくださいました。すばらしい!!。そう、ケセラセラ。何とかなるわけです。もめたらもめたら家族で話し合い解決策を頭を使って考える。素敵なことですよね。
それが家族のコミュニケーションだし、一番大切なことなのでしょう。
そのご両親もワールドカップが見たくて近くにお店行ったりすると言う話を聞いたのですが、それもなんかイベントで良いですよね。昔はお金持ちの家に近所のみんなでテレビを見るといったことがあったような感じで、テレビが非日常をつくってくれているので、日常が少し楽しくなったりするわけです。そしてテレビのない日常はないはないでもっと楽しむ工夫を考えていくことでしょう。
テレビは簡単に娯楽を与えてくれるので時間つぶしを考える必要がありません。多くの家庭で行われているソファーで寝転がってテレビを見ているだけではコミュニケーションも起きないし、頭も使わないし、豊かさもなくなってしまうかもしれませんよね。(僕も含めて・・・)
それで、以前テレビが仕舞える家をつくりました。越谷の住宅です。
テレビはリビングの王様でして、テレビ配置が決まると自動的にソファーの位置が決まりもう、家具配置は固定されてしまい流動的になることはあり得なくなってしまいます。そこで、テレビが動けばよいと考え、テレビをキャスター台の上に載せ、長い延長コードにつないでいます。
また、テレビを必要としないときは完全に扉の中に仕舞えるようにしたのです。
もしかしたら生活のなかでなかなか動かさないかもしれませんが、動かそうと思うときに動かせる可能性があることが大切かなぁーと思っています。
友達とゆっくり話すときぐらいはテレビを仕舞えても良いかもしれませんよね。なんか意味なくテレビが付いていて、アナウンサーの注意を引く絶叫が聞こえるのも悲しいでしょ。
テレビがないという生活素敵です。
で、おいらんちのテレビはすてられるのか???・・・・・

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