三重県という僕の生まれ故郷 2010.01
僕の実家は三重県津市です。年始に帰省して、いろいろと普段食べれない食材をたらふく食べてきました。お腹は成長してます。
ふと振り返ると、大学入学をきっかけに横浜に出て来たので、ほぼ三重と東京・神奈川での生活が人生の半分ずつとなりました。
とはいえどうしても自分は三重県人であることは根底にあり、長く住んでいる事よりも幼少期の体験の影響が僕という人間形成には強い影響力を及ぼしていますね。
津市は県庁所在地なのですが、昔の商店街は衰退し、シャッター通りとなり、中心部にあった大きなジャスコが解体され、その後放置されたまま駐車場になっているという悲惨な状況を見るととても寂しいものがあります。
津新町駅というところの近くには映画館が二つあったのですが、両方とも廃業、解体され大きなマンションに建て変わっているといった状況です。映画はすべてSATYのシネマコンプレックスに吸い込まれているのでしょう。昨年は大門にあった映画館さえもつぶれてしまい、マイナー映画を放映してくれる場所が消え、文化が消えてしまっている気がしました。昔ここに良く映画を見に来たなぁー・・・・
こうして、小さな商店や映画館はなくなり、店から店に移動する商店街から人は姿を消しました。結局、とてつもなく巨大で何でも入っている便利・全館空調のショッピングモールの中に人は吸い込まれ、そこだけやたら高密度になっているといった現状でした。こうして街から人の姿は消え、活気を感じる事ができなくなり、個人商店はまばらとなり衰退。人の移動は活気が見えない車になってしまうのだなぁーと実感しました。
なんとか僕が実家の三重に寄与できないだろうか?と思うけど、日々の仕事にかまけてなんもしてないっす。サンチェのスタッフ等がイベントをしたりしてるのは素敵な事だと思います。もっと活気のある人が見える街になって欲しいなぁー。
ある仕事の取材で出会ったライターの人がたまたま三重県出身で、そんな話をしたらその方もそう思ってたらしくて、数秒で意気投合してしまいました。
ゆっくりと育ったまちに恩返しをしていきたいと思います。