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アルマジロ人間のその後 2007.01

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以前書いたアルマジロ人間の続報です。
知的財産高等裁判所より抗告の棄却という判決が昨年末に出たようです。
まだ本人のサイトでは発表されておりませんが、ぼくは中谷さんのサイトよりこの結果を知りました。追記:1/23日に本人のサイトにコメントと、裁判所の判決文が公開されていました。
また、裁判が終了した事をふまえて青木さんからもコメントが出たようです。
本人同士はあまりに事が大きくなることを良いとは思っていないと思いますが、あまり議論されずに終わるのは残念ではないかと思います。裁判所も棄却という結果で収束をつけるのではなく、もっと法廷の場で専門家をまじえて議論されても良かったのではないかと思います。
「出版差し止め」という1点での争いとなるとなかなか難しい側面も持つとおもいますが、クレジットの表記責任とキャラクター使用の著作権(使用)料の支払で再度訴えればもしかしたら良い結果になる可能性があるのではないでしょうか。
今回の結果では完全に今後につながるような結論が出たわけではないように思えます。
例えば、再版するに際しては必ずクレジット表記を行うこと、またアルマジロ人間使用部分を再度オリジナルに変更し、若干の使用料金を発行部数に応じて支払うとかになれば前に進んだ気がします。
ほんと、今回の裁判は全く前に進まない感じがして、傷が残っただけのようで寂しい気がしています。
そう、建築はいろいろな方の力添えでできています。(今回は絵本が焦点なのでちょっと違いますが。この辺は前出の中谷さんのページを読んでください。)裁判でどうなるかということではなくクレジットや感謝する気持ち、尊重する気持ちを忘れないようにしなくてはいけませんね。

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