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PEELER5月号更新しました!(武蔵美図書館について) 2011.06

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PEELERこっちを更新しました。5月号です。

今回取り上げた建築は「武蔵野美術大学美術館・図書館 図書館棟」です。
多摩美図書館が巨匠建築家(伊東豊雄)で設計したので、武蔵美は若手建築家(藤本壮介)を登用するという事を以前に聞いており、勝手に美大同士の対抗意識・相乗効果を感じますね。
多摩美は前知識なく楽しめる空間となっており、建築、家具、サイン、納まりまでが洗練されており、建築としての質が担保されているのですが、武蔵美はそういった意味では建築そのものとして逆でした。
若手建築家らしく正面から直球勝負です。「図書館とは?どんな空間であるべきか」という問題を問い直し、新しい形式を模索した図書館が出来ていました。この建築はコンセプトを大きな部分から細部までびしっと通して出来上がっている建物ですから、そのコンセプトを理解していったほうが納得できる建物になっています。細部はまだまだ荒削りという感じでちょっと残念な部分もありましたが、図書館の新しい形式や若手建築家の息吹を感じるにはよい建築だと思います。
アポを取れば見学が出来るのでぜひ足を運んで、建築を五感で感じてみて下さい。多摩美と質の違いを感じていただき、自分がどらがなぜ好きなのかを考えると非常に面白いと思います。

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