告知仕事の紹介 名東区の家の竣工! 2013.06.28
もう10日以上前の6/16日のオープンハウスに行く為に東京を6時過ぎに出たのですが、傘をさしても塗れてしまうぐらいの大雨に憂鬱になりながら新幹線に向かいました。
ところが名古屋に近づくにつれ雨がやみ、雲が晴れ、到着するともう青空のピーカン照りという状況でした。濡れた傘がなんだか恥ずかしい!正にオープンハウス日和でして、どちらかと言うと・・・・暑すぎでした。
その時はまだ未完成なところもあり、設計検査を行い、施工で問題がないのかをくまなくチェックをさせて頂きました。高校の友人やら、知り合いの方が来て下さって建築家が作る家というものを見て頂きました。
既製品と言われる扉(建具)は一切使わず全て建具屋さんに作って頂いたものばかりだとか、細かな質の違いを見て頂きました。いわゆる住宅メーカーさんの家は「大理石調」「フローリング調」「打放しコンクリート調」の印刷ものばかりで出来ており、本物の素材は探してもなかなかないのが今のメンテナンスを重視し、クレームを嫌ったメーカー住宅です。
例えばご自宅にある障子を見て下さい。最近の建て売りや住宅メーカーであれば実は「アルミ」商品です。たたくと空洞の音がするのでわかるのかと思うのですがアルミの表面に木目調プリントシートが貼ってあるのです。ぱっと見ても確かにわからないという秀逸な商品です。しかしそういった巧妙に出来た偽物が出回ると本物と偽物の違いが分からなくなってしまいそうです。目利きの逆ですね。確かに偽物は反りもしませんし、蹴っ飛ばしても折れませんし、経年変化をしません。更には職人さんによって腕の差もなく工業製品です。
でも、それってとても気持ち悪いと僕は思うのです。私たちは年老いて行くのに、障子のフレームは一向に変化しないわけです。
そこで育つであろう子供達も出来れば本物の素材に囲まれていないともう偽物かどうかを見極める力を持つ事はできないかもしれません。そんな事も含めぼくは極力偽物を家の中に入れたくないと思っています。
そしてあっという間に残工事を終え、先日お客様が引っ越しをする前日にお伺いして最後のご挨拶と撮影をしてきました。クライアントさんの喜んでいる姿をみると今までの苦労はすーっと無くなって行きます。
また一年後の点検にお伺いする事を楽しみにしております!良い家に育てて下さい!!
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